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W2K の cmd.exe を使いやすくする

UNIX で bash や tcsh に慣れているものにとって、Windows のコマンド プロンプトは非常に使いにくいように思われます。
しかし、W2K の場合、カスタマイズしてあげることで、ある程度使いやすく することができます。以下にその方法を示します。
# といっても cmd/? で得られる情報の一部ですが…。

cmd.exe 起動時にバッチファイルを自動実行させる

起動したいバッチファイルが c:\home\autorun.bat だったとしますと、 cmd.exe のプロパティのリンク先を以下のように設定すれば、cmd.exe を 起動する時に自動的に実行してくれます。

  C:\WINNT\System32\cmd.exe /k C:\home\autorun.bat

もしくは、/K オプションを使用せずに、レジストリで指定できます。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor] に AutoRun という値でバッチファイルを(REG_SZ で)指定します。

ファイルの補完機能を有効にする

起動時のオプションで /F:ON を指定すると有効になります。ファイルの 補完には Ctrl+F, ディレクトリの補完には Ctrl+D を使用します。
オプションを使用せずにレジストリで指定することも可能です。それぞれ [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor] の CompletionChar, PathCompletionChar という値(REG_DWORD)で指定します。 例えば Ctrl+D は 0x4, Ctrl+F は 0x6, Tab は 0x9 です。無効にするには 0x20 (Space です)を指定します。これらは virtual key の値だと思われます。 (詳細については winuser.h をご覧ください。)
また、ファイルの補完ではディレクトリも候補に出てきますが、ディレクトリ の補完ではディレクトリしか候補に出てこないように思われます。

ファイルを UNICODE に変換する

別に使いやすくなるわけではありませんが、こんなことができます。
/U オプションを用いると、出力結果を UNICODE で吐いてくれます。 これを利用して、ファイルを UNICODE に変換できます。例えば、もとの ファイルが ascii.txt で、変換後のファイルを utf16.txt としますと、

  cmd /A/C type ascii.txt > utf16.txt

とすることで、UNICODE に変換できます。
# 利用価値があるのかどうかはわかりませんが…。(^__^;;

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usu@usupi.org Last modified : Wed Jun 6 14:37:20 2001