いますぐ実践! Linuxシステム管理

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いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.046 / 読者数:748名

こんばんは、うすだです。

わたしは、Linux のお仕事をしている関係上、 Linux と Windows を主に使っていますが、よめは Mac を使っています。

iBook を買ったときの MacOS X 10.1 を使い続けていたのですが、 さすがにいろいろ弊害が出てきましたので、昨日 Tiger を買いました。
(弊害と言っても、ソフトが対応していないとか動かないとかですが。)

さくっとアップグレードすればおわりかな、なんて思っていたのですが、 アップグレードできるのは 10.2 からと明記してあることに、 買ってから気がつきました。

…がーん。Panther を入れておけばよかったです…。
というのも、Panther が出たときに、買おうかとか言っていたのです。
でも、当時は、10.1 でもそんなに古さを感じなかったので、 ふんぎりがつかなかったのでした。(Safari には興味があったのですが…。)

ケチケチせず、なるべく最新に近い状態にしておくべきだなーと、 あらためて思いました。今さらですが。
いま、できるかぎりバックアップをとっています。CD-R にこつこつと。

それでは、今週も、はりきってまいりましょう!

今週のお題 - オンラインマニュアルを活用する

わたしが、UNIX やそれに準ずる OS をきちんと触り始めたのは、 某大学の研究室に配属されてからです。

そのころは、インターネットといっても、電子メールとネットニュースが主流で、 フリーソフトは Archie で検索して FTP で入手する、 というようなことをするのが当たり前でした。

そんな時代ですので、わからないことは、オンラインマニュアルを参照したり、 ソースコードを直接読んで調べたりするのが、常套手段だったように思います。
(ちなみに、わたしは今でも、検索で解決しないときは、そうしてます。)

いまでは、検索すればわかるから、 オンラインマニュアルなんて見ないよと言われてしまいそうですが、 某所に軟禁されているなどの理由により、インターネットが使えないときには、 稿をもすがる思いで、オンラインマニュアルを貪り読む…なんてことが、 あるかもしれません。
(いえ、あるはずです。そのうちあります。たぶんあります。ええ。)

というわけで、今週は、オンラインマニュアルをきちんと活用してみたいと思います。

あなたも、オンラインマニュアルを使いこなして、 来るべき軟禁に備えてみてはいかがでしょうか。
あるいは、オンラインマニュアルを読まないとだめだよ〜、 などと後輩に説教してみるのも、一興かと存じます。

さて、オンラインマニュアルを参照するコマンドと言えば、man ですね。

まず、みなさんご存知の使い方としては、引数に、 調べたいコマンドなどを指定する方法です。
たとえば、ls コマンドのオンラインマニュアルを参照したいときは、 以下のように実行します。

  % man ls

すると、ページャーを介して、マニュアルを参照することができます。
ページャーは、通常であれば less か more のはずですが、 これを好みのコマンドにしたい場合、 環境変数 MANPAGER か PAGER で指定します。
以下では、view コマンドを指定しています。
(恒久的に設定したければ、.bashrc などに記述します。)

  % export MANPAGER=/bin/view

…というわけで、上記で目的の大半が達せられるわけですが、ときどき、 うまくいかないことがあります。
たとえば、write システムコールのマニュアルを参照したくて、

  % man write

を実行しますと、write コマンドのマニュアルが出力されてしまいます。
そんなときは、引数にセクションを指定します。
システムコールのセクションは 2 ですので、

  % man 2 write

と実行すれば、write システムコールのマニュアルを参照できます。
ちなみに、1 がコマンド、2 がシステムコール、3 が関数、4 がデバイス、 5 がファイル、…(後略)…となっています。

いやいや、とにかく、指定した名前のマニュアルをすべて見たいんだよ、 という場合は、-a オプションをつけて実行します。

  % man -a write

と実行すれば、 write コマンドと write システムコールの両方を参照することができます。 (ページャーを終了すれば、次を参照できます。)

また、キーワードを指定して、関連するマニュアルの一覧を得るには、 -f オプションをつけて実行します。
たとえば、ssh に関連するものを表示させたい場合は、以下のように実行します。 (whatis ssh と実行しても、同じ結果が得られます。)

  % man -f ssh
  ssh            (1)  - OpenSSH SSH client (remote login program)
  ssh [slogin]   (1)  - OpenSSH SSH client (remote login program)
  ssh-agent      (1)  - authentication agent
  ...後略...

ただし、曖昧な検索ではなく、キーワードが完全に一致しないと、 一覧に出てきませんので、ご注意ください。

以上、オンラインマニュアルの基本的な使い方を、ご説明しました。
是非、後輩にうんちくたれてみてください。

来週は、もうちょっと突っ込んだところのお話をしようと思っていますが、 急激に読者数が減少するなど、受けが悪かった場合には、 がらりと内容を変えてお送りするかもしれません。

宿題の答え

先週の宿題は、

  /etc の下にあり、httpd という文字列を含むファイルを、探してみましょう

でした。

先週ご説明した、locate に関する宿題でした。
(忘れちゃった方は、以下をご覧ください。)

Vol.045 - ファイルのありかを早く探す
http://www.usupi.org/sysad/045.html

正規表現が使える…つまり、-r オプションが使える場合は、 以下のようにすればよいと思います。 (以下は、VineLinux3.2 の上での実行結果です。)

  % locate -r '^/etc/.*httpd[^/]*$'
  /etc/rc.d/init.d/httpd
  /etc/rc.d/rc0.d/K15httpd
  /etc/rc.d/rc1.d/K15httpd
  /etc/rc.d/rc2.d/K15httpd
  /etc/rc.d/rc3.d/S85httpd
  /etc/rc.d/rc4.d/K15httpd
  /etc/rc.d/rc5.d/S85httpd
  /etc/rc.d/rc6.d/K15httpd
  /etc/httpd
  /etc/httpd/conf/httpd.conf
  /etc/httpd/conf/httpd.conf.0
  /etc/httpd/conf/httpd.conf~

-r オプションに未対応の locate でも、grep に渡せば、 同じ結果を得ることができます。
(これはおそらく万国共通のはず…です。)

  % locate httpd | grep '^/etc/.*httpd[^/]*$'
  ...

今週の宿題

今週の宿題は、

  man -a を実行したときに、マッチするマニュアルがたくさん出てくる
  ものを探してみましょう

です。

…まったくの思いつきな宿題です。
でも、かたっぱしから調べるのではなく、楽して見つける方法があるように思います。 来週までに「方法」を見つけておきますので、みなさんも、 お暇なときに考えてみてください。
(ちなみに、VineLinux 3.2 では、man -a man で3つ出てきました。)

あとがき

冒頭の Tiger ですが、アーカイブしてインストールする、という項目があり、 アップグレードに近い形でインストールができました。
ホームにあるファイルは全部残っていましたし、 ネットワークもメールもそのまま使えています。
これは、アップグレードと呼んでもいいんじゃないの? とすら思います。

では今週も…と思いましたが、中途半端にスペースが余っていますので、 最近読んだ本をご紹介します。

ポストモダンマーケティング−「顧客指向」は捨ててしまえ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478502463/usupiorg-22

顧客第一主義な普通のマーケティングとまったく逆のことを行うことで、 顧客を引きつけるという、マーケティングのお話です。
ちやほやしても、だんだん感動は薄れますが、 逆にじらしたりすることで顧客が夢中になる、という理屈は、なるほどなーと思います。

ハリーポッターやマドンナ、エジソンなど、 さまざまな例(失敗例もあり)が載っていて、面白いです。
また、あちこちで、顧客の心理を逆手にとった話が書かれていて、 以前に読んだ「影響力の武器」を、何度も思い出しました。

影響力の武器
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4414302692/usupiorg-22

わたしは、マーケティングに関しては、まったくのド素人ですが、 そんなわたしがすらすら読めるくらい、やさしく書かれています。
興味のある方は、図書館で借りて読んでみましょう。

…あ、ちょうどいいくらい(?)の長さになりました。(^ε^;

今週も、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また来週に、お会いしましょう!

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http://www.usupi.org/sysad/ (まぐまぐ ID:149633)

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