いますぐ実践! Linuxシステム管理

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いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.034 / 読者数:546名

こんばんは,うすだです.

のっけから私事で恐縮ですが…
先週日曜日に寝違えて、右と上に向けなくなってしまいました。
寝違えただけだから、ほっとけばそのうち治るだろうなんて思っていたら、 さらにひどくなって、下を向かないと歩けなくなってしまいました。

別に気分が落ち込んでいるわけでもないのに、 下を向いて痛みをこらえながら歩いていると、 だんだんと気が滅入ってしまいます。
…いやいや、それ以前に、痛みにたえられなくなってしまいましたので、 会社の近くにある接骨院へ行ってきました。

電気をかけてもらったり、ぐいぐいと背中を押してもらったりしながら、 以下のことを教えてもらいました。

  • 寝違えるということは、すでに健康な状態ではない
  • 座りっぱなしの仕事をしているなら、ときどきストレッチすべき
  • 姿勢が悪いのもよくない (猫背だと指摘されました…)
  • 風呂に入るなどして、温めてあげるとよい

うちのよめも、いつも肩こりなひとなので、 大人はそんなもんなんだろうと思っていましたが、そうじゃないんですね。

最近は、シャワーで済ませず風呂に入るようにしたり、 たまにストレッチするようにして、気をつけています。
そのせいか、元通りではないですが、痛みはだいぶなくなってきました。

このメルマガを読んでいる方々は、 デスクワークな方が多いのではないかと思いますので、寝違えたり、 肩の凝りが気になるなどの前兆がある場合には、上記を疑ってみてください。

では、首が回るようになったところで、
今週も,はりきってまいりましょう!

今週のお題 - メモリが足りなくなったとき

普段から、みんなによってかかって酷使されるサーバさんですから、 ときにはメモリが足りなくなり、レスポンスが異様に悪くなったり、 コマンドが動かせなくなる、なんてことが起こりえると思います。

そんなときには、新たにメモリを増設するしかないのですが、購入までの間も、 皆様のお役に立てるよう、動かし続けなければなりません。

今週は、そんなせっぱつまった状況で、場当たり的刹那的に対処する方法を、 ご紹介したいと思います。

まず、ディスクに余裕があるなら、スワップを増やす方法が使えます。
スワップは、Linux 動作中に、動的に追加や削除を行うことができます。
また、ファイルをスワップとして使うことができます。
これは、利用しないわけにはいかない…ですよね。

例えば、/var/cache/swap という 128MB のファイルを作成して、 これをスワップとして使うためには、以下のように実行します。

  # dd if=/dev/zero of=/var/cache/swap bs=1M count=128
  # mkswap /var/cache/swap
  # swapon /var/cache/swap

まず、dd コマンドを用いて、ファイルを作成します。
次に、mkswap コマンドを用いて、スワップの形式に変換します。
そして、swapon コマンドを用いて、スワップとして使うようにします。

swapon コマンドに -s オプションをつけて実行すると、 スワップの一覧が出力されますので、実際に登録されていることがわかります。

  # swapon -s
  Filename                  Type          Size    Used    Priority
  /dev/hda3                 partition     257032  3264    -1
  /var/cache/swap           file          131064  0       -2

ちなみに、必要なくなったときには、swapoff コマンドで登録を抹消できます。

  # swapoff /var/cache/swap

念のため、抹消されたことを、swapon -s で確認してみましょう。

  # swapon -s
  Filename                  Type          Size    Used    Priority
  /dev/hda3                 partition     257032  3264    -1

しかし、ディスクに余裕がない場合は、そんな技は使えません。
もう、必要のないプロセスを殺していくしかなさそうです。

例えば、サーバ上で X を使わなくてもなんとかなるなら、 ランレベルを 3 に移行して、X 関連のプロセスを動かさないようにすれば、 多少余裕ができると思います。

  # init 3

あるいは、WWW サーバが動いているけど誰も使っていない、という場合でしたら、 一時的に止めておけばよいと思います。

  # /etc/init.d/httpd stop

それでもだめなら、もう、必要なデーモンのうち、 重要度の低いものから止めていくしかない…ですね…。

そんなわけで、メモリが不足気味なサーバを、だましつつ延命させる方法について、 ご紹介しました。
スワップファイルの追加は、Linux だけでなく、 各種 BSD や Solaris でも使えると思います。 (実は、SunOS4.x 時代によく使っていました。)
気軽に実行できますので、一度お試しください。

宿題の答え

先週の宿題は,

  インストールされたパッケージの情報は,どこにどのように格納されて
  いるのでしょうか

でした.

rpm の場合は、/var/lib/rpm の下に格納されているようです。

  % ls /var/lib/rpm/
  Basenames     Group       Providename     Sha1header     enoent*
  Conflictname  Installtid  Provideversion  Sigmd5
  Dirnames      Name        Requirename     Triggername
  Filemd5s      Packages    Requireversion  alternatives/

これらのファイルは、Berkeley DB の形式になっていて、 パッケージ名等をキーにして、情報を取り出すのに適した構造になっているようです。

…すみません、実のところは、詳細がよくわかりませんでした。
キーは、パッケージ名やファイル名等のようでしたが、 データがいずれもテキストではなかったため、 データの詳細が理解できませんでした。
(す、すみません。わかったら、将来ご紹介します。)

deb の場合は、/var/lib/dpkg の下に格納されているようです。

  % ls /var/lib/dpkg/
  alternatives/  cmethopt        info/     methods/      status
  available      diversions      lock      parts/        status-old
  available-old  diversions-old  methlock  statoverride  updates/

available や status などは、テキストファイルになっていました。
dpkg コマンドは、これらの中身を解釈して、情報を出力しています。
また、info 以下には、パッケージ名.list という名のファイルがあり、 各パッケージのファイルのリストが、テキストで記録されています。

今週の宿題

今週の宿題は,こちらです.

  Linux 起動時に、スワップファイルが swapon されるように、設定して
  ください

です.

その場でスワップファイルを作って swapon しても、 恒久的に登録されるわけではありません。
しばらくメモリを買ってもらえないと思って、 自動的に swapon する設定を試してみてください。

あとがき

ところで、みなさんは、仮想的に別の OS を起動するための、 バーチャルな環境をお持ちでしょうか。そして、何をお使いですか?

私は、Windows 版の VMware を使っています。
今どきですと、市販ソフトでは VirtualPC がありますし、 無料で使えるものだと Bochs や QEMU, coLinux あたりがありますが、 私はしぶとく、旧版の VMware を使い続けています。

そんな VMware が、今、再生専用のソフトを、無料で公開しています。

VMware Player
http://www.vmware.com/download/player/

再生専用ですので、自力で仮想ディスクなどは作れませんが、 別の VMware で作った仮想環境一式を実行できるモノだそうです。

私も、Linux をメインマシンとして使っていますので、 Linux 上で VMware が動くといいなあと思っていたところでした。
まだインストールしただけですので、ぼちぼち試そうと思っています。

さてさて、もうすぐ10月も終ろうとしてきました。
季節の変わり目が続きますが、みなさんはお元気でしょうか。
私は、金曜日あたりから、風邪を引いてしまっているようです。

永久機関のように、鼻水を出し続けています。ネバーエンディングです。
そして、喉が痛いです。飴を常になめています。太りそうです。

寝違えといい風邪といい、なんか、ぼろぼろですね。
ぼろぼろといえば、目もおかしいです。
はれぼったくて白目が赤いので、めんぼうっぽいです。
(私の育った大阪では、「めばちこ」と言っていました。)

来週までには、もろもろを治して、いいネタをご提供したいと思います。
(それぞれのいい治療法をご存知でしたら、ご教示ください。)

今週も,ここまで読んでいただき,ありがとうございました.
それでは,また来週,お会いしましょう!

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